カテゴリー: プロフィール

  • 2026-02-21

    今日の音楽

    Mahler Symphony No. 1

    Artists

    • Composer: Gustav Mahler
    • Conductor: Bruno Walter
    • Players: Columbia Symphony Orchestra

    若かりしMahler がさすらう若人の歌を元に書き上げた最初の交響曲。完全5度(空虚5度)というBeethovenへのオマージュから始まり、瑞々しい歌が木々や鳥の中で立ち現れる。
    Mahler, at a young age, composed the first symphony based on his Lieder eines fahrenden Gesellen.
    It starts with a perfect fifth (hollow fifth), an homage for Beethoven’s ninth symphony, and then a fresh melody arises among trees and birds.

    Bruno Walter が丁寧で調和の取れたオケを聴かせるが、一音一音がよく聞こえるとともに、急いだ演奏で違和感のある箇所を拍に比較的忠実に理解できるようになっているのが特徴である。
    Bruno Walter carefully conducts a well-balanced orchestra. We can hear each note clearly, and even in the faster parts, sectionsthat may sound extraordinary or unnatural can be understood in a way that remains relatively faithful to the beat.

    今日のarxiv

    Dynamical Formation of Self-Similar Wormholes

    Yasutaka Koga, Ryota Maeda, Daiki Saito, Daisuke Yoshida

    https://arxiv.org/abs/2602.13609
    https://x.com/krxiv_gr_qc/status/2023617393139110263?s=46&t=4isOto-WX8P3KgvFgbnGHg

    台湾の物理学者に(BOTが)フォローされました。

    https://x.com/yi_zen_chu/status/2003712866348859743?s=46&t=4isOto-WX8P3KgvFgbnGHg

    違憲判決

    画期的な判決です。
    成年後見制度を利用し保佐人をつけた警備員が旧警備業法を理由に退職を余儀なくされた事件で、最高裁判所が2月18日に、憲法の14条および22条を根拠として法律が憲法に違反する判決を出しました。

    具体的には、警備員の欠格事由は職業選択の自由と、法の下の平等に反しているとされました。

    2⑴ 本件規定は、被保佐人であることを警備員の欠格事由として定めており、
    被保佐人である者の職業選択の自由を制約するとともに、警備員となる資格について、
    被保佐人である者と被保佐人でない者とを区別するものである。[最高裁]

    また、憲法14条1項は、法の下の平等を定めており、この規定が、事柄の性質に応じた合理的な根拠に基づくものでない限り、
    法的な差別的取扱いを禁止する趣旨のものであると解すべきことは、当裁判所の判例とするところである

    国の賠償責任は認められず、2審の名古屋高裁判決を翻しました。

    2 国会が上記時点までに上記部分を改廃しなかった立法不作為が国家賠償法1条1項の適用上違法の評価を受けるものではないとされた事例

    以上成年後見についての判決をまとめました。

    参考

    新しい記事

    [最高裁] 裁判例結果詳細 | 最高裁判所
    https://www.courts.go.jp/hanrei/95548/detail2/index.html

    成年後見利用の警備員、就業認めない規定は違憲 最高裁大法廷 – 日本経済新聞
    https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD1253Y0S6A210C2000000/

    成年後見制度を使った人を退職させたのは「違憲」 最高裁が初の判断 旧警備業法訴訟、賠償請求は退ける:東京新聞デジタル
    https://www.tokyo-np.co.jp/article/469596

    障害者権利制限、過去にも訴訟 選挙権や公務員の地位巡り―支援団体「法的差別は存続」:時事ドットコム https://www.jiji.com/jc/article?k=2026021800720&g=soc

    警備員が成年後見利用で失職、欠格条項は「違憲」 最高裁大法廷:朝日新聞 (有料記事で一部公開)
    https://www.asahi.com/articles/ASV2K2C9VV2KUTIL00RM.html

    1 月の記事

    成年後見利用者の就業制限は憲法違反か 旧警備業法巡り最高裁弁論 | 毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20260114/k00/00m/040/224000c

     警備業法の他に国家公務員法など約180の法律にも同種の就業制限規定があったが、人権侵害との批判を受け、国会は19年の法改正で一括削除した。【三上健太郎】

    成年後見利用で警備の職を失った男性「おかしい」 最高裁が判断へ:朝日新聞 https://www.asahi.com/articles/ASV1G32VQV1GUTIL015M.html

    一審・岐阜地裁は、成年後見制度に代わる前の「禁治産制度」だった1982年に警備業法に欠格条項ができた当初から違憲だったと判断。
     二審・名古屋高裁も同様に違憲と判断し、賠償額を50万円に増額。国が判決を不服として、最高裁に上告した。

  • 東京大学大学院に対する考え方

    私は以前、東京大学大学院修士課程を修了しました。その過程において、私に起きた事柄を記録し、関係機関に提出していましたが、先頃区切りがつきました。

    私が直面した言動は筆舌に尽くしがたく、一時期は将来を悲観したこともありました。しかし、来し方を思うに、人との出会い、苦境の中でも受けた恩を忘れずに進んでいこうと今は前を向いております。

    社会における理不尽はいつの世も絶えることがありません。そこに一片の希望を見出して生きることを過去の恩師の方々、学問の先人たちは教えてくれました。

    私共が前に所属した研究室において、適切な再発防止策が取られることを願っています。いずれにせよ、東京大学および東京大学大学院に関して、私のなかでは、問題は決着しております。

    2025年12月31日 小松原涼介

  • 2025-12-31-Nakae-Chomin

    石橋湛山賞

    小学校の同級生である藤川剛司氏が中江兆民の研究で「石橋湛山賞」を受賞しました。

    思うところあり、ブログ記事をしたためることにしました。

    中江兆民

    中江兆民は日本の思想家、著作家で、第1回衆議院議員選挙における国会議員である [1]。ルソー (Rousseau) の社会契約論を日本語で「民約訳解」として翻訳し、俗に「東洋のルソー」と呼ばれている。

    • 1874 年 (明治7年): 民選議員設立の建白書 [2]
    • 1882 年 (明治15年): 民約訳解を出版。
    • 1887 年 (明治20年): 三酔人経綸問答を発表。
    • 1889 年 (明治22年): 大日本帝国憲法 [3]
    • 1890 年 (明治23年): 第1回衆議院議員選挙, 中江兆民が大阪府4区で当選 [4]
    • 1891 年 (明治24年): 中江兆民が議員を辞職
    • 1901 年 (明治34年): 一年有半を出版。

    三酔人経綸問答

    中江兆民は 1887年 (明治20年)、三酔人経綸問答を出版した [6]。この本は、3人の日本人が社会の成り立ちや仕組みについて飲みながら語り合うという、対話篇である。
    洋学紳士は民主家、豪傑君は侵略家、その間を取り持つ南海先生という組み合わせで、日本の国の形を議論している。
    洋学紳士は西洋列強をモデルにして民主主義と(今でいう)基本的人権を日本に根付かせようと力説する。一方、豪傑君はいわゆる現実主義者や保守強硬派といった役どころで、洋学紳士に真っ向から反対する。

    100 分で名著ではこの本を平田オリザが解説するという内容が取り上げられた。[7]
    当時としては先進的な内容に驚愕するとともに、フランス政治思想の力強さには驚嘆する。

    当時のフランス

    中江兆民は1871 年フランス留学に向かい、1872 年2月(洋歴)にパリに到着した([8]に詳しい)。

    この頃のフランスは普仏戦争を経て第3共和政に移行している([9]に詳しい)。1870 年に普仏戦争が勃発して早々に、皇帝のナポレオン3世がプロイセン軍の捕虜になった。その後プロイセン・ドイツの野心は成功し、ヴィシー政府樹立まで約70年間第3共和政が続く。

    この普仏戦争の敗北とともに、文化面でも祖国運動が活発になる。音楽界では、1871年にサン=サーンスらが発起人となって「国民音楽協会」が結成された [10]。フランクも参加して、こののちフランス管弦楽はドビュッシーらの印象派音楽の誕生を迎える。
    日本で憲法が制定される1890年代には、サン=サーンスとフランクが交響曲を発表し、

    中江が留学したのはこのようなフランス激動の時代だった。中江が持ち帰った知識が日本にも影響を与えていく。

    植木枝盛

    中江兆民の翻訳したルソーに影響されて、植木枝盛がフランス的な私擬憲法(憲法草案)を書き上げた。[11]

    植木の憲法草案は、戦後日本の憲法の礎の一つとなった [12, 13]。植木の憲法草案は教科書で1度触れたのみだったが、原文を見たときにはほとんど日本国憲法と同じではないかと驚いたものだった。

    特筆すべき点は、よく知られたように抵抗権が明記されている点である。植木はその後、中江とともに第1回衆院選挙で高知から当選した。

    終わりに

    人民の自由と平等はいかにして達成されうるのか。石橋湛山が再度注目されたのは、昨年の石破茂首相選出がきっかけだったように思う。自由主義者の石橋が日本に登場したのは決して偶然ではなく、民権運動以来、中江、植木、他の先人たちが敷いてきた道があったからだと私は思う。

    台湾という土地に初めて赴き、日本の帝国主義の失敗、植民政策の歪みを肌で感じた身として、自由主義者石橋が領土縮小を主張した [14] のは間違いではなかったと改めて思った。台湾人民の帰属意識や感情を無視してアジアの平和が達成されることはありえないのである。

    台湾における日本の直接的軍事行動の発端は、1874 年の台湾出兵だった。それにより、沖縄県は対外的にも東京政府に帰属することが確認された。この年は、奇しくも民撰議員設立の建白書と同年であり、これは全くの偶然というわけではない。この時期を境に政府は征韓論→不平士族の反乱→自由民権運動と、分裂と衝突を繰り返すこととなった。

    その後の歴史は、いうまでもなく軍拡と軍縮を繰り返す戦争の連続だった。

    日清戦争(甲午農民戦争)→日露戦争→シベリア出兵→満州事変→日中戦争→日独伊三国同盟→英米開戦(大東亜戦争)=太平洋戦争

    日清戦争の勝利から、50年で日本帝国は見るも無惨に崩壊したのだった。そして敗戦後も朝鮮戦争→ベトナム戦争→湾岸戦争→ (アフガン侵攻)→イラク戦争と、戦争協力が止むことはなかったと言ってよい。

    ロシア・ウクライナ戦争とイスラエル・ガザ戦争においても、日本はアメリカへの協力という1点では一貫している。

    ここで、フランス革命の標語の博愛に代わる言葉を私は提案したい。平和とほぼ同義だが、最近「調和」ということが社会には必要だと感じている。それは音楽の技術に喩える事が出来る。平和や調和は事なかれ主義とは対極にあるものである。そこにはエネルギーが必要である。また音楽には「休符」という概念が存在していて、何もしない時間にも楽器が「休む」という役割を果たしている。

    中江兆民がフランスから、特に社会契約論から民主主義思想を吸収したのだったが、彼の破天荒な人生は真似できるものとは思えない。代わりに密やかに、自由と平等を希求する全ての人民に調和の時が訪れることを私は祈ります。

    元同級生の中江兆民の研究が世に評価されたことは、素直に嬉しく思います。この度はおめでとうございます。

    私も社会に貢献できるようなささやかな仕事を残したいと思う今日この頃です。

    [1] Nakae Chōmin https://www.britannica.com/biography/Meiji

    [2] https://www.digital.archives.go.jp/gallery/0000000007

    [3] https://www.ndl.go.jp/constitution/etc/j02.html

    [4] https://www.ndl.go.jp/portrait/datas/302

    [5] https://x.gd/odxGD

    [6] https://x.gd/Nsk23 Amazon 三酔人経綸問答

    [7] https://mag.nhk-book.co.jp/article/41718

    [8] https://seikei.repo.nii.ac.jp/record/2000276/files/hougaku-98_267-318.pdf

    [9] https://ycu.repo.nii.ac.jp/record/2002013/files/%E4%BA%BA%E6%96%8760-3%EF%BC%88%E6%9D%BE%E4%BA%95%EF%BC%89.pdf

    [10] https://research.piano.or.jp/series/saint-saens/2020/07/4_2.html

    [11] https://www.ndl.go.jp/france/jp/part1/s1_2.html

    [12] https://web.archive.org/web/20101028070040/http://members2.jcom.home.ne.jp/mgrmhosw/minaosushohan26.html

    [13] https://www.ndl.go.jp/constitution/shiryo/02/052shoshi.html

    [14] https://www.nikkei.com/article/DGXDZO12375970X00C10A8CR8000/

  • 2025-12-31

    2025-12-31

    Taiwan reports

    台湾の短期留学プログラムで提出したレポートを公開します。(メンバーについての自己紹介のメモは含まれません)

    I will share the reports submitted for the short-term study program in Taiwan. (Self-introduction notes about members are excluded.)

    Link ↓

    https://drive.google.com/drive/folders/1vJmJ0tc3aoNgjOkb67aVSS1WIYqKMqLJ

    The goal of cycling in a free excursion day, Taipei 101

    The thumbnail photo is the scene of the factory town of TSMC from an observation deck.

  • 2025-12-04

    Today’s arXiv

    [2512.03171] A Mathematical Introduction to Geometric Quantization https://arxiv.org/abs/2512.03171

    本橋さんたちの論文

    Paper by Motohashi Hayato-san and others

    [2512.02110] Exceptional Points and Resonance in Black Hole Ringdown https://arxiv.org/abs/2512.02110

    Rodrigo Panosso Macedo, Takuya Katagiri, Kei-ichiro Kubota, Hayato Motohashi

    [2512.03030] The Hilbert space of gauge theories: group averaging and the quantization of Jackiw-Teitelboim gravity https://arxiv.org/abs/2512.03030

    memo

  • Hello world!

    物理学を研究しています。小松原涼介です。

    音楽を聴くのが好きで、ベースを弾くのが趣味です。

    好きな音楽は ロックでは

    /https://www.youtube.com/watch?v=rOU4YiuaxAM

    クラシックは

    ジャズでは

    日記や活動報告を書いていきたいと思います。